記録④ 化学療法と脱毛。目指すはスウィートハゲ。
抗がん剤の点滴をはじめた日から
約20日で脱毛が生じてきました。
2018.10.22 現在、
脱毛、真っ只中です♡
抗がん剤治療の副作用としての脱毛の状況と、感想を記録していきます。
◇
前述しましたが、
抗がん剤治療を行うとわかって、
治療開始直前に、丸刈りにしました。
(詳しくは「ヘアサロンのお姐さん」という記事をご覧下さい。)
どんな抗がん剤を使うにしても、投薬開始から、2〜3週間くらいで、脱毛が始まることが多いそうです。
わたしも、例にならって、でした。
そろそろだろうなぁと思い、丸刈りの短い髪をつまんでは、「あ、まだ抜けないんだな。ふぅーん。」という日が続きました。
そんなある日、なんとなぁく、頭の毛根が、つんつん痛む感じがあり、その翌々日くらいの朝、起きたら数本髪が枕についていました。
きたな。
と思いました。
その後、髪をつまんでみる。
指でつまんだ分だけ、抜けました。
まったく引っ張ってないのに、
つまむだけで抜ける。
これか。
と思いました。
(無理矢理、抜くのは頭皮などに良くないそうなので、ある程度 自然に抜け落ちた方が良いそうです。)
つまんだり、頭を手のひらで軽くわしゃわしゃと、するだけで、
大量に抜け落ちました。
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抜け落ちるとき、
ショックはありませんでした。
ですが、鏡をはじめて見たときは、
10秒くらいだけ、ショックでした。
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前から申し上げていたとおり、
「髪、命!」という女子力、
わたくし昔から皆無でしたので 笑、
(ドライヤー?必要ないない!自然乾燥でいいわよ!っていうくらいです。汗)
すでに丸刈りにしてたくらいですし。
そう言った、女子目線のショックさは、わたしは、ほとんど無かったです。
なのでこの気持ちは、どちらかと言うと、男性目線なのかもしれません。
では、何に対してわたしは10秒くらいのショックを受けたのか、よく考えてみました。
動物の本能として、危機を察知したのではなかろうか、
という推測が立ちました。
体毛は本来、保護の意味がありますので、散髪ではなくて、
「短期間で大量に抜け落ちる」
という事は、
「オレのからだ、ヤバいんじゃ?」という危機センサーが本能的に反応する仕組みになってそうな気がしてならないです。
前情報もたっぷりあったし、
想定内でしたから、
それは危機とは言えないので、
"ショック"という感情になったのだと思います。
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抜け落ちる髪の毛が本当に大量なんですが、それでもまだまだ残っているので、「こんなにも大量の体毛が保護していてくれたんだな、本当にありがとう。お疲れさん。」と捨てるたびに心で語りました。
と同時に、
「これなぁ…。髪、命!にしてきた女性には、つらすぎるだろうなぁ。抜けるたびに泣けるんだろうなぁ。」と感じました。
◇
そんなイイ話はそこまでなんですが、
ここからは現実的な話を。
(本当に素直な感想を述べるので、同じように抗がん剤治療をされている方で気を悪くされる方がいらしたら、本当に申し訳ないです。でも、これが、わたしの、リアルです。)
脱毛のショックは10秒くらいでおさまったんですが、きれいにツルツルになるまで、脱毛の日々はしばらく続きます。苦労していることは、
- 抜けた髪の毛の処理が面倒くさすぎる。コロコロ持ち歩いたろか、ってくらい。何をしていても、抜けた髪が最低1本は目に入る。
- 帽子かぶるのは良いんですが、帽子がうざったい時もあるので、帽子を取るのはいいんだけど、今度は周りが気を遣ってくれてる感満載で悪い気がして、結局かぶってる。
- 抜け落ちてる最中がいちばん面倒なので、さっさと全部抜けてほしい。笑 早くツルツルになりたい。
- お風呂が何よりも一番大変すぎる。頭を洗うと大量に抜け落ちるので、排水溝にもかたまってしまうし、身体にもつくし、どう頑張ってもスポンジが毛まみれに。そして、身体を拭くときのタオルが最強!毛まみれで毛まみれで。笑えます。身体、頭を拭いたあと、その濡れたタオルをコロコロ。お風呂、手間かかりすぎて、くそ面倒くさーっ!でも入るけど笑。(これ、みなさんどうしてるんですかね?)
そんなわけで、
ショックと感慨にふけたあとは、
抜けた髪の毛をひたすら処理する日々。
処理しすぎて、
「もう、だいたいでいいやー。あはは!」
みたいになってきて、
出ました。
得意のテキトー感。笑笑
あーもうっ!1本1本とってらんねー!
だいたいは処理するけどさ、お掃除のおばちゃん、本当にごめん!許してくれ!
みたいな。笑笑
もはや、こうなると、
脱毛に対しての感情は、
無です。笑笑
↑いまここ。↑
はやくツルツルになりたいなぁ。
産まれたての赤ちゃんみたいな、
スウィートハゲ、目指します♡
photo by 「まあちゃんのながいかみ」
注)このBlogは、「とある患者のとある話」です。記載情報にまつわる内容は必ずしも全ての患者さんに当てはまることはなく、専門性や信用性に欠けます。的確な判断や正しい情報は、主治医や各医療専門機関にご相談・お問い合わせをお願いします。
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