記録⑤ 近況。歯など。←笑
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2018.10.27
みなさん。お疲れ様です!!!
いつもありがとうございます。
骨肉腫サバイバーであり、
抗がん剤治療中で、
親知らず治療患者の(←これな 笑)、
菊地です!
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前回投稿より、
また少し間があいてしまいました。
最近、投稿内容がザツです。
すみません。
でも、すっぴん・ありのままです!
少し間があいたこの1週間。
えー、なぜならば、、、
親知らずを抜いたからです!
しかも
3本っ!!!!!
笑笑
めでたい。
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(前回記述しましたが、この事件をざっくり言いますと↓
抗がん剤治療中の副作用で免疫力が下がってしまう時期に、親知らずが原因で歯茎がぱんぱんに腫れ、しかし血小板減少などのため、処置できずに丸8日間も痛み苦しむと言う事件がおこりました。
この事件は、今後のクールでも発生する可能性が非常に高いため、因子根絶をめざし、処置をすることになり、死ぬほど嫌がっていた親知らずの抜歯を実施することになったのです。)
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「上の親知らずもあやしいねー」
え?えええっ?!泣泣泣
「とりあえず、問題の左下抜いて、あなたの体力気力があったら上も抜こう」
と歯科口腔外科の先生。
「泣泣。…やってやろうじゃあないか」
とわたし、心の中で言う。
左下、抜ける。
(わたしの場合、麻酔してても抜くとき痛かったです。)
「いっちゃいましょう!」
上左右、抜ける。
(上2本は痛みなく、すんなり抜けました。)
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わたし、
3本目 抜けたとき、
こう思いました。
わたし、いま、
抗がん剤治療でハゲてて、首に抗がん剤の点滴いれるチューブ(CVポート)入ってて、松葉杖で、親知らず一気に3本抜いて……
頭ハゲ、歯抜く、首にチューブ、歩けない。え、ゾンビみたい 笑。
で、
「こんな俺って、全人類の希望だ。」
って、本気で思いました。
「俺、誇らしいな。」
と。
なかなか自分を褒めないんですが、この時はさすがに褒めました。笑
このBlogで何度も書いてますが、
人間、ほんと、たくましいです。
人間、だいたい、大丈夫です。
それを、今回の親知らず事件でも、しっかりと体験させて頂きました。
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親知らずについては色々あるようですし(このBlogは骨肉腫の治療記録なので 笑)歯についての詳細情報はハショリますが、
一般的に「上はさほど痛くない。下は痛い。」そうで、わたしも例にならって、でした。
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経過。2018.10.27現在、
親知らず抜歯して3日目が終わろうとしていますが、麻酔きれた後から丸3日間、
めっちゃ痛かったー!(左下)
で、まだ、左下、腫れてますが、
痛みと腫れのヤマは越えた感あるので、きっともう大丈夫です。抜歯後の薬も飲んでるおかげもあり。
大騒ぎして、
ご心配をおかけしました。
あたたかいエール、
誠にありがとうございました。
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つらかったことは、
食欲あるし目の前にごはんあるのにうまく食べられない地獄、かな。
でも、痛みは、あの8日間の地獄よりもマシでした。
毎週毎週、何かしらの地獄があって、
本当に、おもしろい、人生だと思う。
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ここらかは少しまじめに書きますが、同病者の方、または、身の回りの人がこれから抗がん剤治療を始めるという方。わたしの経験からお伝えしたいことがひとつ。
抗がん剤治療では、
からだが弱ります。
見た目は元気でも、血中や体内は、弱っています。
弱るので、
日頃だったら治るはずのキズが治らなかったり、前からもっていたキズが炎症をおこしたり、してしまいます。
抗がん剤治療が始まる前に、自分のからだを念入りにセルフチェックしてみてください。例えば今回のわたしのように、うずいている歯があるならば、早急に歯の治療をしてから抗がん剤治療に臨む、という事も主治医に相談すれば可能かもしれません。また、わたしの知り合いは、前からあった巻き爪が治療中に急に炎症を起こしたそうです。(幸い酷くならずに済んだ)
それくらい、キズに弱いからだになってしまいます。改善できるのであれば、治療が始まる前に準備すると良いです。主治医はそこまで細かくチェック出来ません。(それは本当に仕方ないんです。)治療が急に決まり、バタつくと思いますが、ひと息だけついて、まずはセルフチェックをして、少しでも気になることがあれば必ず主治医に相談することをおすすめします。
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抗がん剤治療は、言い出したらキリがないほどに、副作用がたくさんあります。その副作用すべてを、ドクターは説明してくれません。また、ことこまかに説明する義務が現在はありません。多くのドクターは大事なことは説明してくれるはずです。ですが、副作用は個人差が非常にあります。さらに、「何が大事になるか」は、その人その人で、やってみないとわからないのです。やってみてよくわかるのですが、本当に個人差があるんです。
今回のわたしの歯が痛い事件も、「まさかそこに」という珍しい副作用でした。しかしわたしはドクター側に「説明不足」という落ち度はないと思っています。痛くてつらかったけど、「仕方なかった」と心底思えます。誰も悪くないです。ですが、これはトラブルの元になり得ます。例えば先日、がん治療を長年受けていた女性が「副作用で妊よう性が失われる説明を受けていなかった」と病院側を訴えたそうです。これはとりかえしのつかないトラブルです。
これだけ、がん患者が増えていて、同時に抗がん剤治療患者が増えているこのご時世。残念ながらもここまで来てしまったので、お国(などの大きな機関)が、一律した、がん治療患者向けの説明用ガイドブックを作成出来れば一番良いと、わたしは思います。ドクターを守るため、患者を守るためです。「言った、聞いてない」のトラブルを減らすためです。
全国どのドクターが主治医になっても、トラブルの元が少なくなるように。治療だけでも十分キツイのに、それ以上のツライことが起きないように。切に願います。
photo by MAYAMAXX
注)このBlogは、「とある患者のとある話」です。記載情報にまつわる内容は必ずしも全ての患者さんに当てはまることはなく、専門性や信用性に欠けます。的確な判断や正しい情報は、主治医や各医療専門機関にご相談・お問い合わせをお願いします。
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