"心にストン" とCVポート埋め込み

9/27 に
内頸静脈ポート・カテーテル留置、
無事に完了しました!
これは何かというと、

鎖骨付近にチューブを埋め込む簡単な手術です。


強い薬を長期間・大量に体内に投入していくときに色々と有利で、
内容は、
首のぶっとい血管から、鎖骨付近に埋め込んだコインくらいの大きさの、小さな機械を通って、心臓付近までチューブを設置するというものです。
(腕から投入し続けると、強い薬なので、腕がぼろぼろになってしまうから。※ただし、抗がん剤治療やる方全員がチューブを埋め込む訳ではなく、腕から点滴の場合も多くあります。わたしはシャワーを浴びやすい、や、トイレに行きやすい等の、治療中の生活の質を高めるために血管にチューブぶっさしました。)

小一時間で終わり、処置に近いような、局所麻酔の手術です。
病院スタッフの誰に聞いても、
「そんな大変な手術じゃないから安心してね」と。どちらかというとライトな処置だという空気感を醸し出してくれて、「すぐ終わるし、痛くないよ」と誰もが教えてくれました。
さらに、わたしは当初から、
骨肉腫の診断が くだったらイコール
抗がん剤イコール
チューブ埋め込みだ、
と予習していたので、
把握内の出来事でした。

…だが、しかし。

よく考えろよ、俺。

首の近くにチューブ入りっぱなし生活って、、、、

気分めっちゃ わる〜〜 笑

でも、仕方ない。やるよ。
やると決めてるし。
きちんと説明して頂いたし、

あとはされるがままだ。

と、"覚悟決めるタイム"からの→いつもの得意の、

"心にストン" キタ〜。



わたしは最近とくに、
"心にストン" (= 把握と納得)がくれば、

だいたいのことにビビらなくなってきている。

良いんだか悪いんだか。笑

"心にストン"のポイントは、

あきらめてる、わけでもなく。
どうでもよくなってる、わけでもなく。
やさぐれてる、わけでもなく。
納得できたかどうか。
脳みそをポジティブな思考へ
転換完了できたか。
ただそこだけ。
それが、"心にストン"。笑


もし、"心にストン"がきてなかったら、このチューブ埋め込み手術は、かなりビビったと思う。
なぜビビるか。
まず、局所麻酔なので、まったく痛みはないんですが、血管内にチューブぐいぐい入れ込んでる感覚、皮膚めっちゃ引っ張ってられてる感覚、3センチくらいの切り口を縫ってる感覚、

しっかり感じます。笑

まったく痛くないにしても、嫌な人は本当に本当に、すごく嫌だろうなぁと思う。
そういう方は全身麻酔でもたしか可能なはず。(←あいまい情報)

そして、

首付近を切られるって、単純に、こわいんですね。

ただ単純に、首の付近、ってだけでビビる。人間の本能なんでしょうね。
「ここは特にヤバイよ」って、潜在意識がちゃんと備わっているんですな〜。

総じて、

簡単だとわかっていても、めっちゃビビる手術だった、

という事ですな。笑


そして今回、
このチューブ埋め込みをして、

人間の身体はずいぶん丈夫にできている

と改めて感じます。

機械が体内に埋め込まれていても、
血管にチューブがハマっていても、

ごはんを食べられるし、
眠れるし、
ほとんどふつうに動けるし、
数日たつと慣れてきちゃうし、
皮膚は縫えば、ちゃんとくっつくし。


だから。

人間の身体は、

そう簡単には駄目にならない


と思うと、

この先、自分に何があっても、

そんなにこわがらなくて大丈夫


とすごく思います。

まさに、

「恐れない。あるのはただ、

恐れという、気持ちだけ。」

マリリン・モンロー 



注)このBlogは、「とある患者のとある話」です。記載情報にまつわる内容は必ずしも全ての患者さんに当てはまることはなく、専門性や信用性に欠けます。的確な判断や正しい情報は、主治医や各医療専門機関にご相談・お問い合わせをお願いします。

Rei.Kikuchi_ Re:Life

キクチレイの"リ・ライフ" ◻︎◻︎→ ▷ 一時停止ボタンを再生ボタンへ。 ふたつの四角を三角にしていく記録。 2018年秋より、骨肉腫サバイバー。

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