抗がん剤の副作用・まとめ

ご無沙汰しとります!
ヤッホーヤッホー!12月、師走!
外界とほとんど遮断された入院生活。
わたしは、元気モリモリ太郎で、
入院患者のおばあちゃんたちと、呑気に茶をすすりながら、ほっこり暮らしています。
今回は、淡々と近況報告をしようと思います。浅い内容なのに長いですが、ここらで一旦、自分用としても記録させてくださいな!
(あ!最後にまぁまぁ?大事な近況報告あり!最初のほう、飛ばして読んで、けっこうです!笑)
10月上旬からはじまった化学療法ですが、
先日12/12〜18くらいの約7日間予定で、第4回目をむかえました。
淡々と治療はすすみ、
着々と月日は流れている!
まだ?4回目、もう!4回目。


そこで今回は、
ここまでに生じている
副作用を記録します。
(2018/12/13 現在)



⚫︎単発で生じた副作用は、
・脱毛
→まず最初に、頭髪がドバッと抜け落ちました。すごいスピードで9.8割は一気に抜けたのち、なぞに一旦ストップ。現在も鳥のヒナ状態で、ツルツルにはハゲてない 笑。なんかスゴク中途半端なんすけど!笑、とツッコミたくなる。そして最近になっては、体毛がじんわりと抜けてきています。でも頭髪とは違って、驚くほどゆっくり。早よ抜けろ〜!と思ってはいるのに、ドバッとは抜けない。こちらも、なんでやねん!笑 とツッコミ。さらに先日は、ちょっとだけ、眉毛とまつ毛が抜けてきました。とうとう眉毛まつ毛キタ!と思ったけど、でもこちらも、抜けるのストップ。こんな感じで、まったく読めない、この脱毛サイクル。(ただ、一番最初に頭髪が大量に脱毛するパターンが多いようです。)
にしても、全体的に謎ばかりで、ツッコミどころがたくさんあって、脱毛、面白くて、おかしくて、笑えます。

・歯肉炎、歯痛
→これは前述しました、例の歯が痛い事件。あの事件以降は、幸い発症せずに済んでいます。口腔ケアは、大事。あの事件以後、口腔の清潔には気を使っています。二度とあの痛みは経験したくないから 笑!やはり、原因の親知らずを抜いて、良かったのです。主治医と歯科の先生に感謝。
でもでも、もし、皆さんの周りで、今後がん治療をする人が居たら、「治療開始前に、時間の猶予があれば、歯科口腔のケアを済ましてから治療した方が良いみたいよ!」と教えてあげて下さい。「がん治療しに来たのに歯が痛いって、なんでー泣」 って、テンション下がるので。お腹空いてるのに、食べ物食べられないっていうツラさ。



⚫︎抗がん剤やるたびに毎回、生じる副作用は、
・眠気
・だるさ
・食欲不振
・味覚障害
それと、
・腫瘍の痛み
→これ、心配になりましたが、主治医に言ったら「患部の腫れも熱も、画像の変化も無いから、おそらく抗がん剤の影響で腫瘍が "うずいている" のだろう」との見解。毎パターンが、抗がん剤終了して2.3日後から3日間くらい、腫瘍の鈍痛。入院してからは腫瘍の痛みが何故かほぼゼロなので、「懐かし〜この痛み!」と言う気分になる。ただ、激痛でもなく、わたしにとっては、少なくともこの1年間はずっと寄り添ってきた痛みなので、もはや痛みでは無い。むしろ懐かしさを感じてしまう。この「腫瘍の痛み」って本当に独特で、激痛では無いんです。「なんか痛い」んです。一日中ずっと。あくまで脚全体ではなく、患部の骨を両手でぎゅーと首締められてるイメージが近いかなぁ。圧迫痛と言うか。ギューギューと言う痛みです。本当に独特。


総合的に表現するならば(腫瘍の痛み以外は)、
「二日酔い」、「つわり」
にとっても似ているようです。
つわりは、わたしは経験したことないけれど、つわり経験者のお友だちが教えてくれました。


⚫︎じんわりと、(おそらく)蓄積して、生じている副作用は、
・爪の変色
→これもよくある副作用らしいです。爪の根元が、黒く変色。わたしはこの程度ですが、悪化すると、爪が波打ったり、ボロボロになったり、変形したり、ヒドイと爪が剥がれてしまう人もいるそうです。また、手全体が、黒ずんでくる人も。
これは、皮膚障害のひとつらしいです。いまは、わたしは様子見という程度で、この程度はまったく心配無しなので、眠る前にネイルクリームをぱぱっと塗り込むくらいのプチ処置を。あんまり神経質になりすぎると疲れるので(でもポイントは見極めて) 、今後、悪化しないことを願うのみ!

・月経不順?
→がん治療による副作用として生殖機能障害がありますが、つきましては、月経も止まってしまうことがほとんどらしいです。ですが、まれに月経がずっとある人もいるそうです。(患者さんそれぞれで治療方法が異なりますので、あくまでわたしに向けられた治療での話です。)

まず主治医には、わたしは治療前に「この、がん治療によって不妊になるリスク」を説明されていました。
しばらく前の記事には詳しく書きましたが、いまは、がん治療による不妊を避けるために「卵子(精子)の凍結保存」という方法があります。
で、お気づきの人も多いと思いますが、わたしは、結局、色々な理由で、卵子凍結保存を、しませんでした。
なので、抗がん剤投薬がはじまったら月経が無くなると思い込んでいたもんだから、月経がきたとき、びっくりしました。しかも、通常どおりの良好な状態であったもんだから、もっとびっくり。これについては、主治医も、「なぜかはわからない」そうです。

年齢、治療方法、抗がん剤の種類・投与量、期間…同じ治療をする人は一人として居らず、一人一人、少しずつ必ず違うので、統計は出せても、それは情報という名の数字なだけ、だそう。なので、わたしも、この先どうなっていくか、まったくわかりません。
でも、いまは、変なスパンではありますが、良好な状態の月経がきています。
想定内の副作用なので、問題にはなっていないけど、気にしたほうが良いことのひとつ。と言っても、わたしは本当に呑気なので、あまり深く考えていません。悪い癖です。
これも、さてさて将来、どうなることやら。

・耳鳴り
→抗がん剤はじまって1ヶ月くらいして、気づいた「耳鳴り」。以前はこんなに無かったよなぁ〜と、じんわり気づきました。最近は週に2、3回くらい、高音のピーって、15秒くらい。
これも、特にヤバくはないので、様子見、放置。

・視力低下と軽い飛蚊症
→これは最近気づきました。ちょっと視力落ちた気がする & たまに飛蚊症っぽい、という程度の微妙な感じではありますが、抗がん剤やると、あり得るそうです。とくに今は、処置は無し。

・知覚過敏
→たぶん知覚過敏っぽいっす。以前はアイスをばんばん食べてもなんとも無かったんです。近ごろ、めちゃしみる。思い当たるのは、抗がん剤。だから、その所為にしてみている。アイスばんばん食べたいので、はよ治るといいなぁと願っています。

・肝機能障害
→大事なこと言い忘れてました。
これ、いま、主治医の先生としては、いちばん懸念しておられて。
まず、第2、第4回目に使う抗がん剤(イホマイドという)が、腎肝機能障害をわりと生じやすいらしい。おそらくその所為がほとんどですが、歯肉炎・親知らず抜歯の際に大量に使った抗生物質の副作用も引きずって影響がありそう、との見込み。
採血して血液検査の結果でわかることで、機能低下してると言っても、自覚症状はまったくありません。肝臓は、「沈黙の臓器」とも言われているそうですね。いまはわたしは、レッドゾーンな訳でもなく、主治医としては「気になる」程度らしいですが、将来 後遺症が残らないためにも、念には念をとのことで、先週は4日間くらい追加の処置として肝機能障害に対する点滴を受けました。1日5時間、昼間に実施。
ここまで話してうすうす感づいている方もいらっしゃるでしょうが、主治医にちゃんと聞きましたよ 笑。「酒の飲み過ぎで、肝臓イカレてましたか?」って!笑
主治医の回答にホッとしました。「肝臓イカレてたら、入院時の血液検査でとっくに判明してます。」と。なので酒の飲み過ぎとは関係ないらしいですが、少なからずウィークポイントになっている気がする…。肝臓、本当に、大事にしていこう。後遺症が残って、この先、禁酒宣告されたら気持ちがキツイなぁ。「たしなむ」程度で十分だから、たまには、ほろ酔いくらいには飲める生活はしたい、と強く思います。


そんなとこで、
相変わらずのわたし。
酷い副作用は生じず。
"昔に比べて抗がん剤も良くなっていて、副作用もそんなに酷くはない"と、風のウワサは聞きますが、まだまだ副作用に苦しんでいる方が多いのも事実。
"なんでこの世にガンってあるのかなぁ。"と言うのがまずひとつ。
ツラがっている人が居るということが、本当にツラいですよね。


最後に、

まぁまぁ大事な?近況報告!
11月中旬に、久々に、オールスターで画像、撮りました。レントゲン、MRI、CT。
結果、






良くも悪くも、

ほぼ、変化無し

でした。
今回は、前半2回分の抗がん剤治療の評価のための画像検査でしたが、
「抗がん剤が効いていないから変化無し」と、残念にも捉えられますし、
「抗がん剤のおかげで、腫瘍が大きくなったりせずにいる」と、良くも捉えられます。
ビミョ〜っ!笑 とツッコミポイントですが、まずは腫瘍が大きくなっていないことが、本当に、ありがたいです。
そして、




転移無し!!!

(ピースピース!)
今回もわたしがいちばん恐れている、「転移が無い」ことがわかり、何よりもひと安心です。ありがとうございます!ほんと、毎回それだけがドッキドキですわ。笑



なので、本当に、みなさん、
ありがとうございます!
みなさまから頂いている
ちからのおかげに、
違いありません!
わたしは、生きます!
ふざけたヤローではありますが、
引き続き、何卒宜しくお願い致します。みなさんのちからに、たまには甘えさせて下さい♡


ありがとうです。

photo by 俺
@大好きな院内の空中庭園より見上げた師走の乾いた晴れの日



注)このBlogは、「とある患者のとある話」です。記載情報にまつわる内容は必ずしも全ての患者さんに当てはまることはなく、専門性や信用性に欠けます。的確な判断や正しい情報は、主治医や各医療専門機関にご相談・お問い合わせをお願いします。

Rei.Kikuchi_ Re:Life

キクチレイの"リ・ライフ" ◻︎◻︎→ ▷ 一時停止ボタンを再生ボタンへ。 ふたつの四角を三角にしていく記録。 2018年秋より、骨肉腫サバイバー。

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